最近は、AIを使うことで海外のさまざまな国や地域について、以前よりも簡単に情報を調べられるようになりました。
この国での生活費はいくらくらいなのか、日本人が住みやすいエリアはどこなのか、現地の家賃相場はどのくらいなのかといったことも、AIに質問するだけである程度まとまった情報を得られます。

一方で、海外について調べる際、最低限の関連情報をあらかじめ知っておくことが、よりスムーズなリサーチにつなげられます。
いくつかの例を交えてご紹介してきます。例えば、もし今後あなたがシンガポールへの移住を考えた場合、まず気になることの一つが家賃だと思います。
シンガポールにはさまざまなエリアがありますが、地域によって街の雰囲気や住んでいる人、利便性、家賃相場などが異なります。また、日本人が比較的多く住んでいるエリアと、現地のシンガポール人に人気のエリアでも家賃相場は異なります。
そのため、家賃だけでなく、海外では日本人やローカル(シンガポール人)に人気のエリアといった分け方ができることなど、基礎情報を知っておくことが大切です。
また、最近ではシンガポールの不動産サイトも以前と比べて、より分かりやすいインターフェースになってきています。
物件の写真や動画だけでなく、掲載しているエージェントの評価なども確認しやすくなっており、実際の物件を比較しながら検討することができます。
これはシンガポールだけではなく、世界的にこの流れになってきているでしょう。
もう一つ生活に短な例として、シンガポールも含めて、海外に住む際はヘアカットがいくらで出来るかは短な関心ごとの一つです。
単純にシンガポールのヘアカット料金と検索するだけでは、料金感は分かるものの、そこでのポイントをつかむのは少し難しいかもしれません。
シンガポールでは、前提として日本人や海国人向け向けの美容室とローカル向けの美容室で価格帯が異なる場合があります。また、同じ美容室でも、担当するスタイリストのランクによって料金が変わることもあります。
ちなみに、私がシンガポールで通っていた「SPIQ」という日系美容室では、ディレクター、エアーディレクターやオーナーというメニューに分けれています。対応して頂く方によって料金が違うシステムは、日本の美容室とは異なる点とも言えます。
日本人が利用する美容室の料金、ローカルの美容室の料金、スタイリストのランクによる価格差など、前提となる情報を少し知っているだけで、調べるべきポイントが明確になります。
AIはこうした情報を整理するうえで非常に便利なツールですが、AIだけで海外生活の全体像を理解し切るのは難しいです。
理由の一つは、実際に生活してみないと分からない実体験ベースでの情報がたくさんあるからです。
例えば、このエリアは日本人に人気だと知っていても、実際にはどのような人が住んでいるのか、買い物は便利なのか、交通機関は使いやすいのかといった細かな部分は、現地で生活した人から話を聞いた方がイメージしやすいことがあります。
おすすめしたいののが、気になる国やエリアにすでに移住した経験のある人から話を聞いてみることです。
例えば、シンガポールに住むならどこがおすすめなのかと聞くだけでも、実際に住んだ経験がある人だからこそ分かる情報が出てくることがあります。

自身が知らない情報や会話の中で何か引っかかったことをメモして、後でもう一度AIで調べてみることが良いでしょう。
例えば、誰かからシンガポールならこのエリアが日本人にとって住みやすいと聞いたとします。
なぜそのエリアが住みやすいのか、家賃はいくらなのか、日本人はどのくらいいるのか、最寄り駅はどこなのか、周辺には何があるのかといったことをAIに詳しく質問していく。
すると、最初から何も知らない状態で調べるよりも、自分が知りたい情報が明確になった状態でリサーチすることができます。
今はAIによって、海外の情報を調べるハードルが大きく下がっています。
だからこそ、AIにすべてを任せるのではなく、まずは人から話を聞く、実際のサイトを見る、基本的な情報を知る。そして、そこで得られた情報をもとにAIでさらに深掘りする。
このような使い方をすることで、海外についてのリサーチはより効率的になり、同時に自分自身の理解も深まりやすくなるのではないかと思います。
海外について調べるときに大切なのは、最初からすべてを知ることではなく、次に何を調べればいいのかを見つけることなのかもしれません。

